2022年12月13日公開の Microsoft Windows Updateに
起因した障害事象と解消方法について
- 公開日: 2023-06-30
- 更新日: 2023-06-30
- 管理番号: 2023063001
- 対象製品: Paples5及び出力を伴うオプション
- 対象機能: 帳票の印刷・出力・表示
2022年12月13日以降のWindows Updateにおいて、弊社提供の電子帳票システム「Paples5」に影響を及ぼす現象を発生させておりました。
この度、Microsoft社より2023年6月13日(日本時間6月14日)に.NET Framework のセキュリティと品質のロールアップ更新プログラムとして不具合改修プログラムがリリースされましたので、以下にご報告致します。
リリースは月例の更新プログラムとなりますので、Windows Updateにて自動的に配信されます。
ご面倒をお掛け致しまして恐縮ではございますが、ご確認のほどお願い申し上げます。
なお、障害事象、Paplesの対象範囲、対象のWindows Updateプログラム、ご案内済みの解消方法・回避策等はこちらをご確認ください。
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2022/12/13日Microsoft Windows Updateで発生するPaplesの障害について
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2022年12月13日公開の Microsoft Windows Update適用にともなう障害の修正を含む更新プログラムリリースについて
1. 障害の解消方法
Microsoft社より2023年6月13日(日本時間6月14日)に.NET Framework のセキュリティと品質のロールアップ更新プログラムとして不具合改修プログラムがリリースされております。
リリースは月例の更新プログラムとなりますので、Windows Updateにて自動的に配信されます。
2. ご依頼事項
HotFixをダウンロードして更新プログラム適用している場合は、削除する必要はございません。
Microsoft社より提示された下記サイトの「回避策」箇所に記載されているPowerShellスクリプトのインストール、「代替の回避策」箇所に記載されているレジストリ設定を実施されている場合は、セキュリティリスクを回避するため、
更新プログラム適用後に 以下①②の手順を行ってください。
※更新プログラム適用前に手順①②を実施した場合、更新プログラム適用まで現象が発生します。
■更新プログラムの掲載サイト
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KB5022083 WPF ベースのアプリケーションが XPS ドキュメントをレンダリングする方法の変更 - Microsoft サポート
手順 ①
「回避策」箇所に記載されているPowerShellスクリプトのインストールを実施されている場合、以下を実行ください。
.\kb5022083-compat.ps1 –Uninstall
「回避策」抜粋:
互換性の回避策を削除する手順は上記と同じですが、上記の手順 4. を .\kb5022083-compat.ps1 -Uninstall に置き換えます。
手順 ②
「代替の回避策」箇所に記載されているレジストリ設定を実施されている場合、以下のコマンドでレジストリを削除してください。
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework\Windows Presentation Foundation\XPSAllowedTypes" /v "DisableDec2022Patch" /f /reg:64
「代替の回避策」抜粋:
この回避策を削除して強化されたセキュリティ動作に戻すには、管理者特権でのコマンド プロンプトから次のコマンドを実行します。
reg delete "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework\Windows Presentation Foundation\XPSAllowedTypes" /reg:64 /f
以上