富士通製メインフレーム終了に伴うスムーズな
帳票マイグレーション・リプレイスを実現
富士通製メインフレーム終了に伴う帳票基盤リプレイスソリューション
富士通製メインフレームは2030年度末で製造・販売を終了し、2035年度末には保守サポートも終了します。そのため、ユーザは基幹・業務システムの移行だけではなく、帳票定義や過去の帳票データの移行も必要となります。
NHSは、これまで多様な移行パターンで富士通製メインフレームや関連帳票製品の移行・リプレイスを実施した実績が多数あります。その経験・ノウハウを活かし、お客様のシステム状況に最適な帳票移行・マイグレーション方法をご提案します。
課題
- 業務システムの移行は時間がかかるため、帳票関連を先行して移行・オープン化したい
- 移行実績の豊富なパッケージを活用し、帳票関連システムの移行工数を削減したい
- 複数の新システムに一元的に対応できる帳票基盤を構築したい
- 移行後も電子帳簿保存法に対応し、より高い可用性を持つ帳票基盤を構築したい
- 帳票定義、スプール、印刷制御、PDF出力などの帳票関連プログラムを一元管理したい
ソリューション概要
帳票関連システムを先行してオープン化し、富士通製メインフレームと新システムとの並行運用期間にも対応できるパターンのご紹介
メインフレーム上で稼働する基幹・業務システムの移行には、多くの時間を要する場合があります。
そこで、帳票定義や帳票データを先にPaplesに移行し、メインフレームから帳票連携する運用期間を設けることで、デジタル化への社会変革に対応しつつ、全体の移行プロジェクトをスムーズに進行させることが可能です。
Paplesは電子帳簿保存法の法令要件に準拠した帳票・証憑データ保存が可能で、Web帳票参照や捺印ワークフロー、帳票配信、証憑文書登録など、多様な帳票活用機能を早期に利用できます。
さらに、Paplesは様々なシステム連携方式に対応しているため、後から基幹・業務システムやプログラムの仕様が変更されても、影響を最小限に抑えて柔軟に対応できます。また、基幹・業務システム移行プロジェクト中の新旧システムの並行稼働期間においても帳票関連部分はスムーズな対応が可能です。
Point①: 上位システムに合わせたインターフェース(I/F)
メインフレームやオープンシステムそれぞれに適したインターフェース(I/F)を組み合わせることで、帳票データや帳票定義を柔軟に取り込み、統合的な帳票基盤を構築できます。
Point②: 多様な過去データの移行方式
過去の帳票データはPDFで取り込めるほか、「自動操作変換ツール」を利用し、PaplesDriverでPaplesへ移行することも可能です。「自動操作変換ツール」を活用することで、お客様自身で移行作業や検証ができるため、移行コストを大幅に削減し、移行プロジェクトを柔軟にコントロールできます。また、使い慣れた従来の帳票設計ツールをそのまま利用し、出力帳票をPaplesに電子保存することも可能です。
Point③: オーバーレイ移行も可能
ADJUST制御文を変換してPaplesの書式データとして取り込むことができます。帳票定義とスプールデータをPaples形式に自動変換できるので、帳票システム再構築のコストを削減できます。また、IBM iにリプレイスした場合でも、専用モジュールにより帳票定義やスプールデータの取り込みが可能です。
ソリューションの特長・効果
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Paplesなら、富士通製メインフレームの帳票をスムーズに取り込めるため、基幹・業務システムのマイグレーション・オープン化検討中やプロジェクト開始待ちの期間でも、帳票システムのオープン化を先行させ、帳票の電子活用を早期に進めることが可能です。
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NHSは、Paplesを活用した富士通製メインフレームの多様な帳票データ移行や帳票基盤リプレイスの実績が豊富です。その経験に基づき、低工数・短期間で対応可能な様々な移行方式をご提案します。
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Paplesは富士通製メインフレームとの連携やIBM i、各種ERPなどのオープンシステムとも連携できます。さらに、各種帳票設計ツールとも連携できるため、従来の使い慣れた帳票設計ツールをそのまま利用しながら、帳票の電子保存や電子配信、電子帳簿保存法への対応が可能です。
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Paplesは電子帳簿保存法の4区分(※1)に対応しており、NHSは電帳法対応のシステムコンサルティングサービスもご提供しています。また、早期にPaplesへリプレイスすることで、Paplesに搭載された多彩な機能やサービス連携を活用して、電子化・ペーパーレス化・DXを推進できます。
※1 電子帳簿保存法の4区分は「帳簿」・「書類」・「スキャナ保存」・「電子取引」の4区分を差します。
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メインフレームのマイグレーション・リプレイスをきっかけに、印刷制御、PDF出力、ワークフロー、証憑管理などの機能をPaplesへ統合することで、IT統制の簡素化や管理運用の一元化、TCO(総所有コスト)の削減を実現できます。さらに、オープン化により、特定メーカーの高額な専用プリンタに縛られることなく、オープンプリンタによる拠点分散印刷や、電子契約、インターネットFAX、AI-OCRなどの各種クラウドサービスとも容易に連携できるようになり、帳票の可用性が大きく向上します。
関連資料
富士通製メインフレームリプレイスした、多数の導入事例パターンをご紹介します。
移行対応・アーカイブだけでなく、貴社のDX推進のヒントになる事例パターン集をご提供します。