2022年12月13日公開の Microsoft Windows Update適用
で発生するPaples5の障害について
- 公開日: 2023-01-25
- 更新日: 2023-06-30
- 管理番号: 2023012501
- 対象製品: Paples5及び出力を伴うオプション
- 対象機能: 帳票の印刷・出力・表示
この度、弊社提供の電子帳票システム「Paples5」において、お客様の運用に影響を及ぼす可能性のある現象を検出しましたので、以下にご報告致します。
ご面倒をお掛け致しまして恐縮ではございますが、ご確認のほどお願い申し上げます。
2023.03.03
本件は、Microsofts社より当該障害の修正を含む更新プログラムが公開されました。
詳しくはこちらをご確認下さい。
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2022年12月13日公開の Microsoft Windows Update適用にともなう障害の修正を含む更新プログラムリリースについて<
2023.03.08
2023年2月14日公開のMicrosoft Windows Updateにおいても同じ現象が発生することを確認しています。
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対象の更新プログラムの情報はこちら
当障害の修正対応も下記ご案内になります。
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2022年12月13日公開の Microsoft Windows Update適用にともなう障害の修正を含む更新プログラムリリースについて
2023.06.30
Microsoft社より2023年6月13日(日本時間6月14日)に.NET Framework のセキュリティと品質のロールアップ更新プログラムとして不具合改修プログラムがリリースされました。
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2022年12月13日公開の Microsoft Windows Updateに起因した障害事象と解消方法について
1. 障害事象
マイクロソフトから提供された2022年12月13日の.NET Framework 2022年 12 月のセキュリティおよび品質ロールアップ更新プログラムにおいて、マイクロソフトの特定形式のデータを取り扱っているアプリケーションに対し、予期せぬ事象が発生することがマイクロソフトから報告されています。
上記影響により、Paples5ではプリンターに印刷することができない、Paples5の出力系の処理において一部画像データの欠落が発生する、Paples5で帳票表示すると一部データが欠落する等の事象が発生しております。
(参考)
詳細は下記、マイクロソフトのホームページに記載されております。
.NET Framework 2022 年 12 月のセキュリティおよび品質ロールアップ更新プログラム - .NET ブログ (microsoft.com)
2. Paplesの対象範囲
2.1.製品名
■ Paples5 Light Edition(PaplesClient, ControlCenter) ■ Paples5 Standard Edition(PaplesClient, ControlCenter) ■ Paples5 Enterprise Edition(PaplesClient, ControlCenter) ■ Paples5 Developer Edition(PaplesClient, ControlCenter) ■ Paples5 Light Edition for GRANDIT(PaplesClient, ControlCenter)
2.2.オプション
■ サーバー自動印刷 ■ プリントサーバー印刷 ■ クライアント自動印刷 ■ FAX連携 for TransFax ■ PDF出力 ■ Excel出力 ■ 帳票配信連携 for @Tovas ■ 電子契約・電子取引連携 for DocYou
2.3.対象機能
■ 印刷機能全般 ■ 出力機能全般 ■ 帳票表示機能
2.4.対象バージョン
■ Paples5の全バージョン ※PaplesWebをご利用のお客様は対象外となります。
3. 対象のMicrosoft Windows Updateと事象
3.1.対象Windowsセキュリティ更新プログラム
以下サイトをご確認の程お願い致します。
■ .NET Framework 2022 年 12 月のセキュリティおよび品質ロールアップ更新プログラム - .NET ブログ (microsoft.com)
上記サイトに記載されているセキュリティ更新プログラム適用対象のOSおよびバージョンにおいては、同事象が発生する可能性がございます。
3.2.事象内容
■ プリンターに印刷することができない。 ■「Microsoft Print to PDF」に印刷すると作成されたPDFファイルを開くことができない。 ■ 出力系の処理において一部画像データの欠落が発生する。 ■ 帳票表示すると一部データが欠落する。
4. ご依頼事項
マイクロソフトから以下サイトにて回避策が提示されております。 以下(1)~(2)の手順に従って回避パッチの適用およびレジストリ設定をお願い致します。 ■ KB5022083 Change in how WPF-based applications render XPS documents - Microsoft Support (1) マイクロフトから公開されている回避パッチを適用してください。 適用方法については、上記サイトの「Workaround」箇所をご確認願います。 (2) 上記(1)の対応を行っても解消されない場合は、レジストリ設定をお願いします。 上記サイトの「Alternate Workaround」箇所をご確認願います。
「Alternate Workaround」抜粋:
管理者権限でコマンド プロンプトを起動し、以下を実行いただくと WPF の XPS に関するセキュリティ強化の変更を無効にすることができます。 reg add "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\.NETFramework\Windows Presentation Foundation\XPSAllowedTypes" /v "DisableDec2022Patch" /t REG_SZ /d "*" /re
以上