SAPプロフェッショナルコラム

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SAP S/4HANA化後の次を創る - 運用保守の延長からAIで攻めのITへ

【第4回】AIネイティブERPへの進化
SAPシステムの未来は、すでに始まっている。

クラウド化、標準化、Fit to Standard――守りの変革は完了しました。しかし「Intelligent Enterprise」はここから始まります。

「AIネイティブERP」とは何か

  • AIネイティブERPとは、“AIがオプションではなく前提として組み込まれたERP”のことです。
    たとえば、

売上予測や需給計画を自動学習・提示

承認フローや在庫調整をAIによって自律最適化

経営ダッシュボードが“次の一手”を示唆

  • これは未来の話ではなく、SAP社自身が描く戦略です。SAP S/4HANAの裏側では、AIエンジン(SAP Jouleなど)が組み込まれ始めています。
    つまり、“AIをどう使うか”ではなく、“AIがどう支えるか”という視点に変わりつつあるのです。

「AIがERPに溶け込む」現実解

  • しかし現場では――
    「開発コストが高い」「AIモデルを運用できる人材がいない」
    これが、多くの企業のリアルです。
    NHSが考える現実解は、既存ソリューションをAIで拡張すること。現場は今まで通りの操作で、自然とAIの恩恵を受ける。“AIが溶け込んだERP運用”です。

「Intelligent Enterprise」は少しずつ育てるもの

  • AIネイティブERPへの進化は、ある日突然実現するものではありません。日々の業務に少しずつAIを植え付けることが重要です。
    例えば、

定期レポート生成に自然言語要約

計画立案支援にAI予測

アラートメールの優先度をAIが判断

  • こうした“小さなAI導入”を積み重ねることで、ERP全体が知的に進化します。

最後に:AIネイティブ時代を共に歩む伴走者として

  • AIネイティブERPとは、単なるシステム刷新ではなく、“意思決定の進化”です。
    求められるのは、“AIを業務に馴染ませる知見”。つまり、AIを使いこなす技術力よりも、業務現場に寄り添う知見です。
    NHSは、SAPシステムで培った知見とAI実装の現場感を掛け合わせ、“動くAI”を企業に静かに根付かせます。SAPシステムとAIの両面を熟知した“ハイブリッド専門家”が、AI導入を支援する無料相談会を実施中です。

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