SAPプロフェッショナルコラム
SAP S/4HANAとクラウド
2010年以降、SAP社はクラウドコンピューティング(以下クラウド)に力を入れ、複数のサービスを提供しています。
SAP S/4HANA関連の主なクラウドサービスには以下があります。
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- SAP HANA Enterprise Cloud(PaaS型マネージドクラウドサービス)
- SAP S/4HANAを含むSAP Business Suite製品群を運用するために特化したリソース一式を運用込みで提供するサービス
- SAP S/4HANA Cloud (SaaS型クラウドサービス)
- SAP社がサブスクリプション形態で提供するマルチテナント型クラウドERP。SAP S/4HANA Cloud, essentials edition。旧名称は「multi tenant edition(MTE)」。
- SAP S/4HANA Cloud, extended edition (SaaS型クラウドサービス)
- SAP S/4HANA Cloudのシングルテナント型クラウドERP。旧名称は「single tenant edition(STE)」。
- SAP S/4HANA Cloud, private edition (SaaS型クラウドサービス)
- SAP S/4HANA Cloudのプライベートクラウド。2021年サービス開始。
- SAP HANA Cloud Platform (PaaS型クラウドサービス)
- アプリケーション開発プラットフォーム。2017年、SAP Cloud Platformへ名称変更。
また Amazon Web Services(AWS)、Microsoft Azure、Google Cloud Platform(GCP)といったIaaS(Infrastructure as a Service)環境でもSAPアプリケーションを稼働することができます。
但し、SAP社に認定されたプラットフォーム、インスタンスタイプ、前提条件を満たす必要があります。
詳細は「SAPノート1380654 - SAP support in IaaS environments」をご参照ください。
SAP S/4HANA導入オプション一覧
SAP S/4HANA 導入オプションは、「オンプレミス(パブリッククラウド)」から「SAP社によるSaaS型サービス」まで様々な選択肢が用意されています。
※2 Bring Your Own Licenseの略。お客様が所有しているSAPライセンスの持ち込み。
【出典】下記Webサイトを参照して作成。2021/10/11時点。
https://www.sapjp.com/blog/archives/16023
https://blogs.sap.com/2019/08/22/sap-s4hana-cloud-and-on-premise-deployment-options
SAP S/4HANA 導入オプションの特長
SAP S/4HANA導入オプション毎の特長は以下の通りです。
NHSのソリューション
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- SAP HEC(HANA Enterprise Cloud)導入・運用支援サービス
- SAP HECサービスは、お客様とSAP社との共同管理になります。導入・運用を進める上で、SAP社との役割分担やサービスの利用ルールなどをお客様が詳細に把握する必要があります。
NHSは、多数のSAP HEC導入・実績とその知見をもとに、SAP HECの運用方法や作業依頼事前検証などの、導入後に発生する様々な要件に対しても、常にお客様の立場に立ってサポートいたします。
詳細は「SAP HEC(HANA Enterprise Cloud)導入・運用支援サービス」をご参照ください。