SAPシステム全般について
SAPシステム全般について
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画面上の項目テキストの内容を変更することはできますか?(例:「品目グループ」ではなく「銘柄種別」と表示したい)
テキスト拡張という機能を使用することで、Dynpro画面上の表示をSAP ERPの標準テキストからユーザ定義テキストへ変更することはできます。 -
いったん登録した伝票やマスタのデータを削除することは可能ですか?
伝票データについては、原則削除することはできません。元伝票を参照した取消伝票を追加登録して対応します。 -
データボリュームの増加などに伴い、古いデータを削除することができますか?
アーカイブという作業によってデータベースから物理的に削除することができます。
関連サービス データアーカイブ/データデリート
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将来的に使用する勘定コードをあらかじめ登録しておくことはできますか?また作成した勘定コードの転記を一定期間プロックしておくことはできますか?
勘定コードを作成し、使用開始まで勘定コードマスタの転記ブロックフラグをONにしておくことで使用不可とする運用が可能です。 -
会計伝票は複合仕訳の登録は可能ですか?
可能です。SAP ERPの財務会計伝票は各々の科目や貸借を明細として登録する仕組みです。 -
消費税込の金額を入力し、伝票登録時に本体仕訳と消費税仕訳に自動分離させることはできますか?
可能です。伝票入力時に税込金額のほかに税コード(税率)と、税額計算フラグをONに設定しておきます。また、ユーザ毎に設定する会計編集オプション機能で「正味金額での税を計算」フラグをONにしておきます。すると本体金額を入力しただけで、設定をもとにした消費税仕訳の自動生成ができます。 -
会計伝票の承認機能にはどのようなものがありますか?
担当者が未転記伝票(会計帳簿上は未反映)として起票し、承認者に承認をもらうことで正式な転記(会計帳簿に反映)となる仕組みがあります。
ただし、ロジスティクスからの自動仕訳や消込処理については、未転記伝票を介さず初めから転記伝票として処理されるため、これらの会計伝票についても承認が必要な場合は、自動仕訳の元処理にて承認の仕組みを設定する必要があります。 -
受注時のロット引当は可能ですか?
可能です。ただし受注時は受注1明細につき1ロットの指定となります。 -
自分や他ユーザが登録した購買依頼伝票の進捗確認はできますか?
購買依頼伝票は購買依頼者を指定して検索できます。進捗状況は購買依頼伝票の照会画面で「未処理」「発注済」などの処理ステータスを確認できます。また発注伝票が登録されている場合はその伝票番号も確認できます。 -
売上金額に物流費を加算することは可能ですか?
価格決定表のカスタマイズで物流費を売上として加算することが可能です。 -
出荷基準と検収基準による売上計上をどのように実現できますか?
出荷基準・検収基準のどちらの計上も可能です。
一般的には、出荷基準にて計上する場合が多いですが、検収基準についても「出荷証明」の機能を用いることで可能です。
出荷基準では「受注→出荷→請求」で処理を行いますが、検収基準では「受注→出荷→出荷証明→請求」の処理となります。
検収基準では、出荷証明の処理で検収された事を明確にします。出荷基準・検収基準を区分するタイミングは、通常受注時に確定させる場合が多いですが、設定により出荷時に確定させることも可能です。 -
1つの品目マスタに複数の単位がある場合の単位換算計算はどのように行われますか?
品目マスタ内に、変換数量単位とその比率を登録しておくことで、SAPシステム内で単位換算計算ができます。 -
請求書と検収情報の自動照合はできますか?
請求書を自動登録する機能としてERS(入庫/請求自動決済)や請求書バックグランド登録があります。
これらの機能は、入庫実績数量に基づいて発注時の単価で請求書を自動登録し、買掛を計上する機能です。ERSでは、仕入先から請求書を貰わずに、ERSを実行して購買者側で支払金額を提示するような業務プロセスを想定しています。 -
ある商品の売上の際に、値引きもしくは一部数量をサービスとして添付したいが、受注時に自動で提案することは可能でしょうか?
無償品決定の機能で実現可能です。
得意先/品目もしくは品目別で、どのように無償品の添付を行うのかを細かく設定でき、受注伝票入力時に自動提案させることができます。 -
ソースコードのバージョン管理はどのように行うのですか?
ABAPワークベンチの「バージョン管理」に、ソースコードのバージョン管理機能があります。
標準設定では、移送依頼にひもづけたタイミングで、バージョンが作成されます。 -
ログインパスワードの最低桁数、有効期限など、パスワードポリシー機能は、どうなっているのでしょうか?
各企業の定めたセキュリティポリシーに沿った値をプロファイルパラメータに設定することで、フレキシブルに対応することが可能です。具体的には、以下のようなプロファイルパラメータが用意されています。
例)
login/min_password_lng(パスワード最低桁数):最低3、最大40まで設定可能
login/password_expiration_time(パスワード有効日数):最小0から最大1000まで設定可能
login/fails_to_user_lock(ユーザがロックされるまでの無効なログオンの最大回数):最小1から最大99まで設定可能