ビジネスが本来持つ可能性を、ITの力、デジタル化によって開拓し、
拡大するための、お客様のサポート役としてー。
代表取締役社長
堀 洋之
Hiroyuki Hori
私ども日鉄日立システムソリューションズ株式会社は、今まさに創業以来3回目の変革期を迎え、大きく生まれ変わろうとしています。1回目は創業当時からのハード販売中心の事業モデルをシステム構築中心に切り替えた1996年、2回目はスクラッチ開発中心から自社開発パッケージ、テンプレートを武器にシステムソリューションベンダーへの道を歩み始めた2005年です。
1回目の変革期に立ち上げたSAPソリューション事業、金融システム構築事業は、現在でも当社収益の屋台骨を支える大黒柱です。2回目の変革期に生み出した帳票ソリューションパッケージPaples5、医薬ソリューションパッケージPharMart、受付発券iPadアプリSerialnaや、中堅規模向けERPソリューションGRANDITなど「NHSソリューション」は、今や当社の技術力をITソリューションマーケットに広く訴求し、システムソリューションベンダーたる当社のプレゼンスを支える宝となっています。
創業以来30年以上もの間、当社の生みの親である日本製鉄、日鉄ソリューションズと日立製作所から、「ものづくりの精神」、「誠心誠意お客様と向き合う真心」、「責任を果たすまで絶対に諦めない不屈の精神」を学び、受け継ぎ、これを「日鉄日立DNA」として培ってきました。この「日鉄日立DNA」に過去2回の変革期を経て磨き上げ、獲得してきた技術力、技術資産を加えることで、最先端の新たな力を兼ね備えるに至った当社が、更なる変革を遂げ、目指したい姿。それはお客様のビジネスそのものに触れ、お客様のビジネスが本来持つ可能性を、ITの力、デジタル化によって開拓し、拡大するための大きな力、サポート役になることです。お客様が目指すデジタルトランスフォーメーション(DX)に寄与できる存在になる、と言い換えることもできます。
もちろんこのためには、会計、販売、購買、生産管理、物流といったお客様内部の基幹業務システムがERP化されていることなど、ベースとなるバックエンド系業務システムが、フロント系のビジネスシステムとうまく連携できるよう整備されている必要があり、ここは当社が長年培ってきたSAP、GRANDITといったERPソリューションが威力を発揮します。ERPの周辺に位置する販売、購買チャネルのデジタル化、製品製造プロセスのデジタル化による「ものの流れの見える化」など、あらゆる業務領域をIT化、デジタル化の枠に包摂するに当たっては、当社開発のアプリケーションフレームワークがシステムデザインを強力にサポートします。これを使って創り上げ、サービスを開始したクラウドサービス型電子取引サービスDocYouは、基幹システムとも連携しつつ、お客様が多くの取引先とやり取りする契約書他全ての取引書類の電子化、オンライン連携を可能にするドキュメント連携プラットフォームです。
我々日鉄日立システムソリューションズは、お客様のビジネスそのものの研磨、最適化のためのシステム化やそのサポートに止まらず、お客様をコアとするビジネスネットワーク全体を、IT、デジタルの力でサポートできるITのプロ、プロフェショナル集団として、お客様、そして社会に貢献できる会社を目指します。