2016年新卒入社R.F.

数十億件ものビッグデータを解析して鉄道車両の故障を未然に防止

公共インフラ分野SE
2016年入社 知能情報工学専攻

R.F.

PROFILE

学生時代はAIを研究し、初心者教育用の将棋AIプログラムの開発に取り組んでいた。NHSを選んだのは、3日間のインターンシップで働くイメージがつかめ、社員の指導も丁寧で懇親会の雰囲気も良く、この会社で働きたいと思ったから。「伸び伸びと働けそうなNHSに迷いなく決めました」と笑う。

システムのインフラ構築を中心とするチームリーダー

入社以来、鉄道関連システムの構築などに携わっています。これまで線路保守工事支援システムの構築や、車両検査管理システムの更新を経験。現在は車両検査管理システムの新型車両対応プロジェクトで、インフラチーム12名のリーダーを務めています。所属グループの主な役割はインフラ構築ですが、一部アプリケーション開発も担っているため、インフラのほかにアプリケーションの仕様も把握しながら全体感を重視したシステム構築を心がけています。

R.Fが仕事をしている様子

ビッグデータの知見習得、スキル向上を目指す

産業界では今、ビッグデータの利活用に注目が集まっており、現在、参画しているプロジェクトでは数十億件ものデータ解析といった要件もあるほどです。一例としては、鉄道車両の状態を監視するシステムの開発があります。安全性、快適性をさらに向上させるため、車両振動データやブレーキ動作データなどを走行中の車両から収集し、車両トラブルが発生する予兆を解析するシステムの開発です。インバウンドの増加にともない増便が想定される上に、安全性、快適性の向上は人の命を預かる鉄道会社の至上命題であるため、より詳細なデータを収集する必要があり、解析するデータ量も増加します。ビッグデータに対応した新製品、新技術をシステムに取り入れながら、これまで以上にビッグデータに関する知見の習得、一層のスキル向上を目指したいと考えています。

鉄道の定時運行を支える自負がやりがいに

やりがいは、鉄道の定時運行を下支えしている一員であるという自負です。私たちが構築したシステムに万一にでも不具合があれば、日本の大動脈に大きな影響が出ます。構築しているシステムは一般の方には知られていませんが、社会インフラを支えているという思いが日々のモチベーションにつながっています。目標は、インフラ・アプリケーション双方に精通し、マネジメントスキルの高い存在になること。入社当初はスペシャリスト志向でしたが、お客様から信頼され部下のミスもカバーし、モチベーション向上にも気を配る上司を見て、マネジメント能力の高いプレイングマネージャーになりたいと考えるようになりました。

1日のスケジュール

9時

お弁当をつくって出社。ティーバッグで淹れた緑茶を飲みながらメールとスケジュールをチェック。

10時

導入する製品に関して、当該製品の担当部署と打ち合わせ。

12時

自分でつくったお弁当でランチタイム。料理は前日につくり当日朝にお弁当箱へ。

13時

移動。オフィスが2カ所に分かれているため、移動が多い日も。

16時

プロジェクトメンバーが作成した設計書のレビュー。修正点があれば、明確に伝えるよう心がけている。

19時

退社。寄り道はせず、まっすぐ帰宅することが多い。